ピアノは何歳から何歳までの間に始めるべきか?

何歳から
子どもの習い事として、ピアノ教室に通わせたいと考える親御さんは多いです。
 
そんな親御さんからよく質問を受けるのが、「何歳からピアノを習わせたらいいのでしょうか?」ということです。
 
また、絶対音感は幼少期にしか習得できないと言われていますが、一体何歳までに習わせるといいのか?
 
そんな風に疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか。
 
そこで、今回は、何歳から何歳くらいまでの間に、ピアノを始めるといいうのか、そんな疑問に答えていきたいと思います。

ピアノを習うなら早いうちからがおすすめの2つの理由

ピアノを習うなら早い方が良いと言われています。
 
その理由は、
 
1.絶対音感が身につく可能性があること
2.脳の発達・発育に良いとされている
 
からです。

その1.絶対音感が身につく可能性があること

人間の聴覚が最も発達する期間は2〜5歳の間だと言われています。その期間に、音の刺激を繰り返し受けることで、絶対音感が身につきやすくなります。また、絶対音感の発達には臨界期というものが存在し、6歳を超えると絶対音感の習得は困難であることが指摘されています。

その2.脳の発達・発育に良いとされている

脳には、発達しやすい年齢というものがあり、20歳時点での脳の発育度を100%とすると、4歳ですでに約80%、6歳では約90%にもなっているそうです。そして、脳が発達しやすい時期にピアノを習わせることで、脳に適度な刺激を与え、脳の発育を高めることができるのです。実際に、幼少期に楽器を練習した子どもほど、集中力などに関する脳の部位が発達していることが研究により明らかになっています。また、音楽を習っている子どもほど成績がいいという調査結果もあります。
 
以上のことから、6歳までにはピアノを習わせた方が良いということが考えられます。

早ければ早いほどいいのか?

ピアノを習わせるのに、何才から大丈夫という明確な年齢はありません。
とはいえ、肉体的な制約もあり、体幹が発達して椅子に座れるようにならなければピアノは弾けないでしょう。また、ある程度大人しく椅子に座っていられるということも必要です。
 
世の中の音楽教室では、年齢に応じたレッスンを提供しているところが多いです。
 
幼児期には、弾くことがメインではなく、リズムや音符の勉強や歌、耳を鍛えることなど、その年齢に合った内容でお子さんを指導していたりします。
 
ですので、習い事を始めさせたいと思ったタイミングで、そのお子さんにあったレッスン内容を提供している音楽教室を選ぶのがベストと言えるのではないでしょうか。

まとめ

脳の発育・絶対音感の発達という観点からは6歳までにピアノを習わせる方がいいようですが、ピアノのレッスンは、身体と脳のバランスが整ってくる小学生から始めても決して遅くはありません。実際、小学校低学年で始めて上手になるお子さんもたくさんいます。
 
大事なことは、お子さんに合わせたものを選ぶということ、本人のやりたいという気持ちを尊重してあげることではないでしょうか。